2005年12月11日

Sports Illustrated(11)

今日も録画しておいたBSのセレモニーを見たので、まだ現実に戻れない気分です。
ブルズがワシントンで勝ったことを知り、あれ?今日ってNBAやってたんだ…みたいな。(苦笑)
でも〜NHKはもう少しセレモニーを長くやってほしかった。スピーチに字幕をつけてくれなかったし。nba.comのNBA TVでも見られるみたいなので、新しいPCを買ったら見てみようっと。(音声のみ聞くことができましたとさ…とほほ)

今日はサム・スミスがピペンとBulls dynastyのメンバーにささげたオマージュを訳したかったんですけど、全然手がつかなくて、Sports IllustratedシリーズをUPしておきます。私からピペンへのトリビュートということで。
ちょうど、マイケルもスピーチの中でピップは自分の"brother in arms"(戦友)と言ってましたから。

MJPip_hug

マイケルと一緒でなかったら、自分がどんなプレーヤーになっていたか、僕には分からない。それを知らずに済んだことが嬉しい -- スコッティ・ピペン/1992年2月

【BROTHERS IN ARMS】

BY JACKIE MACMULLAN

彼らの別々の道のりが1つになった正確な瞬間というものはない。スコッティにはすでに分かっていたから、マイケルはもうスコッティに状況を説明する必要がなかった。そのプロセスは実際に、失意と勝利を経て、新たなチャレンジと決意の新たなテストを経て、マイケルの不成功に終わった野球の実験とスコッティのプレーオフの苦悩を経て、進化した。彼らが共有した経験から、マイケル・ジョーダンとスコッティ・ピペンは、互いについての懸念を、王朝を確固たるものにした確実性に変えることを学んだ。

プロバスケットボールのゴールは明確だ。ゲームはチャンピオンシップにつながっている。そして、シカゴが炉棚に追加したそれぞれのトロフィーが、ジョーダンとピペンの偉大さを改めて言明している。けれども、その優勝への過程で、ブルズの2人のスーパースターはたいてい、自分たちがどれほど密接に結びつくようになったか認識するには、あまりにも目前の課題に没頭していた。けれども、歴史は注目し、ベイラーとウエスト、ラッセルとクージー、マジックとカリーム、バードとマクヘイルを結び付けたように、彼らを永遠に結び付けるだろう。ジョーダンとピペンは、多才さと驚くほどの運動能力を共有したが、同様にゲームの無形のものを共に楽しむことも学んだ。彼らが互いの強さから得るようになったこと -- そして、互いの弱点を隠す方法 -- こそ、彼らをそれほど美しく見せたのだ。

アスリートにとって、チームメイトの傾向を理解し、無意識にその動きを予測するというレベルまで相手を知るのは、まれな、素晴らしい経験である。ピペンとジョーダンにとって、それは当たり前のことになった。「マイケルと僕が同じチームにいるということは、そこを支配的なチームにできる全面的な脅威を意味する2人の男が一緒にいるということだ。なぜなら、僕らは両方のエンドでハードにプレーするからね」と、1998年のプレーオフの最中にピペンは言った。「MJがコートにいない時、僕はオフェンスでよりアグレッシブになる。彼がいる時は、ディフェンス面でよりアグレッシブになる。自分が彼のために状況をクリエイトできると分かっているから」

ジョーダンは言った、「双子とプレーしているようだ」

常に、マイケルはスターとして、スコッティは相棒として記憶されるだろうけれど、ブルズ王朝の晩年に1つのことが明らかになった:この2人のプレーヤーはお互いを必要とした。事実はシンプルだ:マイケルはスコッティ抜きで1度もNBAのチャンピオンリングを獲得していない。そして、スコッティはマイケル抜きで1度も勝っていない。一緒に、彼らは成功した。離ればなれで、彼らは成功していない。

そのパートナーシップを、自然な同志愛というより必要な計略だったと思う人々がいる:2人のスターが、友情の価値を認識するのに十分抜け目なかったのだとか、自分たちのイメージや金銭上の幸福のためにそう計ったのが真相だとか。しかし、彼らの純粋な愛情や友情を疑う者は、最後2年のポストシーズンの彼らを見るがよい。97年のファイナル、ゲーム5の最後、病気でふらふらになり、38得点のパフォーマンスで倒れそうになったジョーダンをコートから連れ出すピペンの姿を。続く98年のファイナル、決戦のゲーム6 -- 耐え難いほどの背中の痛みにもかかわらず、ピペンがゲームの後半で無理矢理コートに戻り、そして、ジョーダンが最後にゲームを決した後 -- ユタのデルタセンターのコートで涙ながらに抱き合った2人の姿を。

ジョーダンとピペンは史上最高のデュオか? それはこれから何年も討議されるだろうが、彼らが一緒に過ごしたキャリアの驚くべき記録 -- ポストシーズンを含めて631勝229敗(勝率7割3分4厘):6度の優勝 -- は、それを強く主張する。けれども確かなことは、2人のスーパースターチームメイトが、ジョーダンとピペンのようにオールラウンドなゲームに全力を尽くすことはめったになかったということだ。ジョーダンは言う、「ディフェンスのプレデターであるにはどうしたらいいか理解する選手は、ほんの一握りしかいない。スコッティは初日からそれに全力を傾けた。その姿勢が僕に彼は特別だと教えたんだ」

ジョーダンが一緒にフロアにいれば、ピペンはNBAで2番目に良い選手だが、ジョーダンがいなければ単に良い選手の1人に過ぎない、とはしばしば言われる。けれども、2人のパフォーマンスを見た誰もが悟るようになったのは、マイケル・ジョーダンのようなレジェンドでさえ、1人でそれを達成することはできなかったという事実だ。


posted by まき at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 99SI | 更新情報をチェックする
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