2008年02月06日

TIP-OFF (38)

興味が戻ったのでまた読んでます。でも、あんまり面白くならないんだ。(^^;
そういえば、ボブ・ナイト コーチがテキサス工科大学のHCを退いたんですね。後継者は息子のパット・ナイトだそうで、高校生の頃のマイケルを「全米一の選手になりそうな子(『ジョーダン』)」と見抜いたティム・ナイトもどこかのコーチになっているんだろうか?と思ったら、数年前にはテキサス工科大のアシスタント・アスレティック・ディレクターだったようです。ただ、何か不祥事が(法律違反ではないけれど…的な)あったみたいで、今は大学にいるかどうか不明。

TIP-OFF : Filip Bondy(著) Published by Da Capo Press
第11章:The Safe Pick - 2

当時のクリーブランドのフランチャイズはめちゃくちゃで、リーグの大きな不名誉だった。スターンは、黒人プレイヤーより白人の方が簡単に売り込めると公言するような自滅的なオーナー、テッド・ステピエンを何とかしたいと躍起になっていた。そして、ステピエンを排除する唯一の方法が、クリーブランドにいくつかの1巡目指名権を返却し、買収を考えているゴードン&ジョージ・ガンド兄弟にとって魅力的なフランチャイズにすることだと主張した。オハイオ州リッチフィールドにコロシアムを所有するガンド兄弟は、1983年7月にステピエンからチーム購入の権利を与えられていた。しかし、NBAは、更なる誘因を提供しなければガンド兄弟が手を引くのではないかと心配した。

「リーグはテッド・ステピエンを追い出すことに必死で、そのためには何でもするつもりだった」と、ソンジュは言う。「だが、私の考えは違う。ゴードン・ガンドはすでにコロシアムを所有していた。つまり、チームを買わずにいられるはずがない。建物に客を集めたいわけだからね。しかし、私は負けた。彼らには抗えなかったよ」

ソンジュにとっては、もう数シーズン、少なくとも1986年までステピエンをとどまらせ、クリーブランドに混迷を続けてもらいたかった。マーベリックスはクリーブランドの指名権のほとんど全てを所有していて、その価値はキャブスの改善と反比例で直結していたからだ。キャブスの順位が上がれば、最も損害を受けるのはダラスだった。にもかかわらず、NBA理事会はキャバリアーズに特例で指名権をあてがう投票を行い、ほどなく、フランチャイズの所有権はステピエンの手から奪い取られた。新オーナーのガンドは、1983年の24位指名権と、84、85、86年の代替指名権を与えた。

クリーブランドは83年の指名権でビラノバ大学の3年生、スチュワート・グレンジャーを選んだが、グレンジャーは84年までプロ入りしなかった。それでも、ガンド兄弟がオーナーになったことで、フランチャイズはゆっくりと再建を始めることができるくらい安定した。新しいオーナーシップは確実に順位表の1勝に相当し、それはダラスを妨害するのに十分だった。クリーブランドは28勝でシーズンを終え、シカゴは27勝にとどまった。つまり、3位指名権はブルズのものとなり、マブスは4位に甘んじるということだ。

「あのドラフトは、ただ重大なのではなく、極めて重大なドラフトだった」と、ソンジュは言う。「1984年のドラフトについては、涙なくして語れんよ。パーキンスは良い選手だったが、もちろんジョーダンではない」
ソンジュはロッド・ソーンにジョーダンを奪われたが、ブルズの次のGMになったジェリー・クラウスとは、同じシカゴ出身者として親しくなった。2人は長い年月にわたり、巡り合わせや運命について語り合うだろう。

1984年、めったにないような組織の長期計画と忍耐のおかげで、マーベリックスは明るい前途に向かって順調に進んでいた。NBAが23チームに再編成され、ダラスが新規加入した1980−81シーズンには15勝しかあげられなかったが、翌シーズンは28勝、その翌シーズンは38勝、そして、1983−84シーズンは、8連勝を含む10勝3敗という希望に満ちたスタートを切り、最終的に43勝39敗という好成績を残して、ユタに次ぐミッドウェスト・ディビジョン2位で初めてのプレイオフ出場も達成している。マーク・アグワイアは平均29.5得点、5.9リバウンド、4.5アシストを記録し、オールスターの一員に選ばれ、得点ランキングではエイドリアン・ダントリーに次ぐリーグ2位だった。また、ローランド・ブラックマンは54.6%のシュート成功率で平均22.4得点を記録、司令塔のブラッド・デイビスはアシストランキング10位と、チームには有望な若手が揃っていた。マブスの平均得点は110点に近く、ターンオーバーはリーグ最少の1試合15.9回だった。プレイオフでは1回戦でシアトルを倒し、2回戦のレイカーズに5試合で敗れた。それらの勝利と、豊富なドラフト指名権と、地元市民からのサポートを受け、マブスの将来は明るかった。フランチャイズは正しい方向をまっすぐに目指していた。



posted by まき at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | TIP-OFF | 更新情報をチェックする
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