2008年09月19日

正統派比較論

レイカーズがファイナル進出を決めた時に再燃したコービーとMJの比較論はほとんど読まなかったけど、ローランド・レーゼンビーがマイケル本人やテックス・ウィンターらに取材した比較論なら面白いかも?と思って、この記事で紹介されていた分を読んでみました。(そもそもはNIKETALKで発見)
本文は現在発売中のLindy's Pro Basketball 2008-09 というプレビュー本に “In Michael's Image.”として掲載されているそうで、オンラインでも購入可能だそうです:lindyssports.com

1)ブライアントの偉大さは一般人から正しく評価されたり理解されたりしていない、とジェリー・ウエストは思っている。2008年のファイナル期間中、ウエストは「とやかく言う人々は彼について何も知らない」とレーゼンビーに語った。

2)ジョーダンは自分とブライアントとの比較にさほど悩まされていない、とレーゼンビーは指摘した。「実のところ、ジョーダンは何を大騒ぎしているのか分からない。結局のところ、人の行動は模倣である。それが人のすることだ。人間は他の人間をコピーし、まねる」
ジョーダンは、ブライアントがジョーダンに倣って自分のゲームのイメージを形づくったことは認めたが、それを悪いことだとはまったく考えていない:「だが、どれだけの人々が私のために道を照らしてくれた? それはバスケットボールの進化だ。デイヴィッド・トンプソンや先人のプレーを見ていなければ、私も自分がやったようなプレーをできなかっただろう。コービーも私のプレーを見ていなければ違うプレーをしていただろう。だから、それがバスケットボールの進化なんだ。それを崩すことはできない」

3)レーゼンビーはさらに、「話をしていると、ジョーダンがブライアントを尊敬していることはすぐ分かる。見下す気配さえない。とにかくジョーダンは、絶頂へよじ登るために仕事をし、精神的な強さを持つ人間のことを尊敬する。ブライアントは仕事をし、タフネスを見せた、と彼は言う」と付け加えた。

4)ウィンターは、ブルズの成功におけるスコッティ・ピペンの役割は、どれほど称賛しても過大評価にならないと繰り返し強調した。裏を返せば、ウィンターとウエストは現在のブライアントのサポーティングキャストのメンタルタフネスの欠如(2008年のファイナルではっきり明らかになった)を批判している。「レイカーズはまったくメンタルタフネスがない」と、ウエストは率直に言い、同意するウィンターは付け加えて、「シカゴにはオープンショットを決めることができるジョン・パクソンやスティーブ・カーのようなタフな選手がいた」

補足記事として、レーゼンビーは、数年前のレイカーズのコーチ陣(一部はシカゴでジョーダンもコーチした)が、ジョーダンとブライアントは非常に良く似ており、実際、負けず嫌いな闘争本能、アルファ・メールな性質に関しては、ほとんど気味が悪いくらいそっくりだという結論を下したと指摘した。コービーとマイケルは、勝負のことになると非情だったと誰もが同意した。そして、マイケルの手の方が大きいことを別にすれば、彼らのスキルも似ていた。2人の大きな違いは、カレッジの経験から来る。「ジョーダンはノースカロライナ大学時代にディーン・スミスのシステムでプレーした。だから、ブライアントよりチーム・コンセプトの中でプレーする準備ができていた」

多くの人々を驚かせるかもしれない発言で、ウィンターはレーゼンビーに、ジョーダンがシャキール・オニールと一緒にプレーして良くフィットしたとは思えないと述べた。ゲームテープを綿密に調査すると、ブライアントのショットセレクションがかなり良いことが明らかになるというウィンターの発言は、ブライアントの批判者をさらに驚かせるだろう。「実際に、ほとんどの場合は悪いショットを無理撃ちしていない。彼がホットになったときは、他の選手だったら疑わしいショットも撃つ。しかし、彼が撃ったショットの多くは入るんだ」
とにかく、一般的なショットセレクションの解釈に加えて、クォーターの終盤にショットクロックが進み、ラストショットをゲットし、敵に得点チャンスを与えないために、ショットを引き受ける(そして、自分がシュートできない場面ではパスをする)選手を信頼するという別の解釈もあるだろう。

ウィンターは、「私は、彼らがどれほど良く似ているか考えてみる。彼らは2人とも、驚異的な反応やクイックネス、跳躍力を見せる。2人とも良いシューティングタッチを持っている。一部の人々はコービーの方が良いシューターだと言うが、マイケルもキャリアと共にシューターとして本当に成長した。私は、コービーがマイケルの全盛期より良いシューターかどうか分からない」(※以上、ややこしい部分は意訳のつもり)

――うーん、正しすぎて当たり前な比較論だった。(^^;
まあ、本当に良く似ていますよね〜。コービーの方が少しきゃしゃだと思うけど。



posted by まき at 21:03| Comment(3) | TrackBack(0) | MJ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も皆の意見は正しいと思います。
マイケル自身のコメントにしても、ドクターJとかマジックやバードらの映像を観ると、似たようなプレイがあるので。

でも、
・空中で何人もかわしてのシュート
・完全にリングに背を向けたシュート
・片手でボールをわしづかみにして相手の目の前に出してはすぐ引っ込めるフェイク
・目を閉じてのフリースロー
それに
・ダンクの美しくかつ力強くかつカッコいいポーズ
・ファッション
など、もしかしたら過去の選手が実際にしていたのをマイケルが真似ていて、私自身が映像として観た事が無いだけかも知れない事もあるかも知れませんが、
それでも本当にマイケルが多くの物を生み出した事は間違いが無いと思います。

私自身は、ファッションだけ挙げてみても、今の現役選手の
・長すぎるバギーショーツ
・コーンロウ
・タトゥー
・シューティングスリーブ
・ヘッドバンド
などは好きになれないだけに、マイケル自身の姿がいかに素晴らしく、ファッション、プレー、仕草などがいかに完成形だったか、というのが改めて感じます。

だからこそ、昨日のまきさんの翻訳の文中にあったバークリーのコメントのように、マイケル(&スパイク)がマジックやバードが出来なかった事を成し遂げ、国や人種を問わず、まきさんや私を含め色々な人に今だに変わらず人気があるのだと思います。
Posted by BE LIKE MIKE at 2008年09月19日 21:42
さすが、Michael…
人間の器が違います。
Kobeもすごいですが、レベル、軽く3つくらい上を走ってますね。
やはり、Kobeは若いってことですか…
しかし、彼が、今、NBAの現役の中で一番なのには、変わりない。あとは、精神的にもっと成長すればいいだけですね。
ま、それでも前より成長したと想いますけど。

だが、しかし、Michael…
知れば知るほど、尊敬の値が増えてゆく…
Posted by kenken at 2008年09月19日 21:45
◎BE LIKE MIKEさん
即座にマイケルの独創的なプレーがこれだけ思い浮かぶBE LIKE MIKEさんもすごいです。「片手でボールをわしづかみにしてフェイク」、やってましたよね〜♪
私もマイケルはファッションも大好きでした。長めだけど長すぎないショーツとか、ゆったりしているけどダブダブすぎないジャージとか。
あらゆる点で完成形のマイケルだから、コービーが真似たくなるのも当然だし、似てしまうのも仕方ないですね〜。(^^)

◎kenkenさん
MJは大人で、(本心はともかく)発言も控えめですよね。
「俺が一番」なんて言ったことないし。
そういう賢明なところも好きです。
コービーも成長したと思いますけど、ブルズにトレードして欲しがって大騒ぎを起こしたのは、まだ去年のことだからなぁ。(^^;
私も知れば知るほど好きになった人はマイケルが初めてデス。
Posted by まき at 2008年09月20日 20:27
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