2007年09月27日

TIP-OFF (19)

ショーン・マリオンが本気であんなトレード要求をするタイプとは思わなかった。
わたし的にはかなりイメージダウン。
アイザイア・トーマスのセクハラ裁判も、本当のところは分からないけどみっともないことですね〜。(もし、万が一、万々が一、万々々が一、マイケルがセクハラなんかしたら、さすがにファンやめるだろうな…それでも確信はないや。<アホ(^^;)

TIP-OFF : Filip Bondy(著) Published by Da Capo Press
第7章:Trial by Knight - 6


ある時、ナイトは練習中の体育館から選手たちを追い出したという。ウッドの記憶によれば、練習態度が気に入らないから出て行けと命じて。ジョーダンは選手たちの非公式なリーダーとして、体育館へ戻るようにチームメイトを説得し、自分たちだけで練習を再開した。さらに腹を立てたナイトは、再び彼らを追い出した。しかし、選手たちが建物を離れることは望んでいなかったのだ。その辺りに残ったまま、深い反省を表し、自分が練習に呼び戻すのを待っているよう望んでいた。これはデリケートな綱渡りで、アルフォードの存在はナイトの感情を読み取る一助として幸運だったが、それでもまだ不十分だった。ナイトを満足させようと努めていたジョーダンは、次第に不満をためていく。スターを重視しない考え方こそディーン・スミスと共通していたが、ナイトはスミスのような安定した気質の持ち主ではなかった。

スミスは、自分の考えを教え子たちに伝える前に、感情が落ち着くのを待ち、生な思考にフィルターをかけることを身につけた。ナイトは本能的衝動のままに振舞った。感じたことをその場でそのまま口にした。もっと穏やかで紳士的な言葉遣いに慣れていたジョーダンのような人間にとって、こういう扱いは不快で、しばしば傷つくのだった。「スミスコーチはフォー・コーナー・オフェンスの達人で、ナイトコーチはフォー・レター・ワード(禁句)の達人です」と、後にジョーダンは言うだろう。

5月13日、選考会の第2ラウンドが2日終了しただけで、次のカットが行われた。これは、数年後の歴史的見地から考えれば、驚くべき選択になるだろう。ナイトは、セント・ジョセフ大のモーリス・マーティンと一緒に、将来のNBAスターになるバークリーとストックトンとテリー・ポーターを一挙に切ったのだ。特に、バークリーの離脱はキャンプ内外で大ニュースになった。「彼のカットは明らかにプレーとは関係ない」と、ウッドは言った。パーキンスは、バークリーがカットされるくらいなら次はきっと自分の番だと考えた。

ナイトは、才能だけでは不十分だという警告を発するためにバークリーを使った。勤勉だが限界のあるジェフ・ターナーはロスターに残った。たぶん、ケミストリーを重視して。たぶん、C・W・ニュートン アシスタントコーチとのバンダービルト・コネクションのおかげで。
「ジェフ・ターナーやジョン・コンカックやジョー・クラインがチームに選ばれるべきプレーをしたところは1度も見ていない」と、ボストン・ヘラルドのチャーリー・ピアースは言った。オーバーン大学のバークリーのコーチ、ソニー・スミスは今でも、ナイトがバークリーをカットした理由は、オリンピックが東西関係の悪化を象徴する最新の世界的イベントだったからだと信じている。数日前の5月8日に、ソビエトがオリンピックをボイコットすると正式発表したところだった。公式声明の中で米国のモスクワ五輪ボイコットは言及されなかったが、関連は明らかだ。

ソビエトは、米国当局が五輪憲章への「尊大な態度」を保持し、自ら反ソビエト連合と名乗るアメリカの民間団体が、オリンピック期間中に亡命を希望するソ連アスリートの支援を計画していると告発した。このボイコットは、ナイトとの対戦を強く望んでいたロシア人コーチ、アレクサンダー・ゴメルスキーの決定ではなく、完全にクレムリンの責任であり、五輪バスケットボール競技への関心を大幅に削ぐ結果となった。

「過激派団体とあらゆる種類のグループは、公然と、ソビエト代表団の滞在と我が国のアスリートによるパフォーマンスにとって耐え難い状況を確立しようともくろみ、米国当局の黙認のもと、急進的な活動を強化している」と、ソビエト連邦国内オリンピック委員会は発表した。そして、その瞬間、ナイトは優秀なアスリートであるバークリーを協調性のあるベンチ要員のターナーと入れ替える贅沢が許されたのだ、と、ソニー・スミスは確信している。「ソ連が消えたとき、もう金メダルを獲得するためにチャールズが必要ではなくなったんだ」と、スミスは言う。「もしソ連が参加していたら、チャールズは五輪代表に選ばれていただろう」



posted by まき at 20:41| Comment(2) | TrackBack(0) | TIP-OFF | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>マリオンが本気であんなトレード要求をするタイプとは思わなかった

私もです。あんまり小難しいこと考えるようなタイプではなくてw、エゴや嫉妬絡みのトラブルとは無縁と勝手に思ってたんですけど。

しかし一体いつから選手はこんなに公に堂々と平然にトレード要求ができるようになったんでしょうね?少なくとも90年代くらいまでならこんなことを口に出そうものなら、たちまち非難ごうごうだったと思うんですが。

>レブロンのセレブ志向

個人的にはアリなんですけどね。ただしそれはコート内のプレイと両立させた場合に限ってのことですけどね。
そういう待遇に恵まれる選手の大半は徐々にコート内で以前ほどの労力をかけなくなり、そしてダメになるんですよね。シャックも優勝する前はそれで非難されたりもしましたしね。
Posted by ひで at 2007年09月28日 00:48
>あんまり小難しいこと考えるようなタイプではなくてw

ですよね〜。(笑) 私も何かひょうひょうとしたイメージでした。
だいたい、チーム最高給でエゴだの嫉妬だの片腹痛い。

>トレード要求

ゴネたというか、もめた印象というと、やっぱりシャックが思い浮かびます。(<一時はかなりアンチ・シャックだった私なので、そこは割り引いて下さい(笑))
あと、スティーブ・フランシスも「グリズリーズは嫌だ!」とゴネて、ロケッツにトレードさせましたよね。(うんと昔なら、ダニー・フェリーはクリッパーズを嫌ってヨーロッパへ逃げたとか…)
でも、今のように「あっちへ行きたい」「こっちは嫌だ」なんて、ホント、いつからでしょう?
あ、そういえば、ピペンもまぁ、けっこう「トレードしろしろ」繰り返してましたが。(^^;

>レブロンのセレブ志向

プレーとの両立なら私もOKだと思うんですよ。ただ、シャックにしろレブロンにしろ、バスケで成功すれば黙っていてもセレブになれるはずで、何と言うか、セレブになろうとする意欲は必要ないのではないかと。
シャックは「映画やラップの前にすることあるだろう!」と非難されてましたね〜。
私はやっぱり、「富や賞金に興味はない。勝つためにプレーしているだけ。優勝すれば全ての結果はついてくる」というタイガー・ウッズがクールだと思うんです。
Posted by まき at 2007年09月28日 20:58
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